こんばんは、渡辺です。
「なんでこんな事するの!?」
「いつまでゲームしてるの!?」
「そんなことしたら危ないでしょ!?」
ついついこんな風に子供に大声を上げたことはないですか?
忙しいのに子供が言うことを聞かない。危ないことをしている。忙しくて子供の面倒ばかり見ていられない。
そんな時イライラして、つい怒りを子供にぶつけてしまいますよね。
では、そんなときにどうしたらいいのでしょうか?
Contents
怒る理由は何なのか?
まず、あなたはなんで子供に怒ってしまうのか考えたことはありますか?
- 子供が言うことを聞かない
- 子供がせっかく作ったご飯を食べない
- 子供がすぐどこか歩いて行ってしまう
そう、全て主語が「子供」になるのです。つまり、子供が〇〇だから怒っているのです。そこには「子供をコントロールしたい」目的があり、怒って強制的に子供を動かしたいという思いがあります。
それは意識的、無意識的に関係なく、最終的なゴールとしては、
- 子供に言うことを聞いてほしい
- 子供にご飯を食べてほしい
- じっとしてて欲しい
と言ったように、子供に自分が思い描く通りに動いてほしい、という目的があります。その手段として「怒る」ということをしているのです。
子供が怒られる理由は?
子供が怒られてしまう理由は何でしょうか?理由はこの2つに集約されると考えます。
- 単純にできない、知らない
- お母さんに気づいてほしい
単純にできない、知らない
子供が友達から嫌なことをされ、叩いた。歩いているアリを踏んで殺した。
よくある話です。例えばこれは叩いてはいけない、叩かれたら嫌な思いをするといったことや、虫など、生き物をむやみに殺してはいけない、というのを知らないとやってしまいますよね。
僕も子供の頃はよく蟻の巣を埋めたり、けんかして友達に石を投げたり(ノーコンで当たらないが)していたと思います。
子供なんて何も知らない状態で生まれてきて、色々と学びながら大人になっていきます。
殺しちゃいけない、盗んじゃいけない、傷つけてはいけない、なんて大人では基本的なことでも教えてもらわなければわからないのです。
なので、それがいけないことなのかどうか?を知らない場合に、大人から見たらいけないことをしてしまう可能性があります。
お母さんに気づいてほしい
子供は1人で生きることができません。そのため親に頼って生きる必要があります。
そうなると親に存在をアピールしないと行きていくことができません。
そのため、とにかく目立つ必要があります。構ってもらえているうちはアピールする必要がありません。
ですが、普段から褒めてもらえない。兄弟がいて自分が見てもらえる時間が少ないと感じる。そうなった場合、自分に注意を向けるためには他のことで注意を向けるしかありません。
そのため、褒められようとするのではなく、とにかく目立つことで自分に注意を向けようとします。そのためより簡単に、より自分の方に注意を向けて貰う方法として、何か問題を起こすことで自分に注意を向けようとするのです。
怒りたくなる子供への対処法は?
怒りたくなってしまった場合にやることは、
なぜそういう行動をとってしまったかを確認し、子供がどうしたいか?を尋ねる
ことです。
「え?そんなこと聞いてるし、聞いたところで結局意味ないからこちらで指示するんじゃない!」
と思ったかもしれません。
ついつい怒りたくなるときって
「〇〇しなさい!」
と言いたくなりますよね。でも、どうですか?あなたがやりたくもないことをやらされるとなったときに、怒られたところで、しぶしぶやるしか無くないですか?
例えば本業でやりたくない仕事を怒られて押し付けられたとして、素直にやりたいを思いますか?やりたいと思わないはずです。
子供だって同じです。むしろ子供のほうがそうでしょう。大人ほど自制心がないので、やりたくないものはやりたくない、と言う気持ちが大人よりも強いと思います。
あなたも何かをするときは、なにか目的があって行動しますよね?
- なにか取りたいものがあるから冷蔵庫を開ける
- 暗いから電気をつける
- なにかニュースを見ようとしてChromeを開く
同じ用に、子供でも基本的には行動するための目的があるはずです。なのでまずは何がしたかったのか、なぜそれをしたのかを聞いてあげるようにしましょう。
そうすることでついつい怒りたくなる行動をしてしまった目的がわかるはずです。
そうしたら、その目的についてを子供と会話するようにしてあげましょう。
うちの最近の例では、学校に持っていった水筒を、帰ってきた時にキッチンに出す、ということを約束しています。でも忘れます。そこで「水筒出してって毎日言ってるでしょ!」と怒るのは簡単です。
でも、それを言って出来るようになるならすでに出来るようになっているはずです。
うちでは「やることリスト」を作っています。夕飯までにやることなど、いつまでに何をする、と言うリストを作っています。そこに水筒のことも書いてあります。
それでも水筒を出しませんでした。
なので、どうして水筒を出さなかったのか確認をしました。そうすると
「出すのを忘れた」
「やることリスト確認する、って約束だよね?確認したの?」
「確認しなかった」
「なんで確認しなかったの?」
「どこにあるかわからなかった」
「じゃあやることリスト書いても意味ないよね?」
「うん」
「どうするの?書いても見ないなら意味ないよね?どうしたら忘れない?」
「・・・」
「できることは2つだよね?リストを確認できるように改善するか、リストじゃない他の方法を考えるか、どっち?」
「やることリストをやる」
「じゃあどうやって改善するの?」
「普段から見えるところに貼っておく」
このように自分で決めさせたことで責任感が生まれます。自分で決めたことですからね。これをさせるためには、子供がどうしたいのか?を確認することが大事です。
普段から怒らなくて済むようにするには?
子供との関係を対等と認識するようにすることです。
もちろん
「いやいや、子供なんだから対等なわけない」
「こっちが面倒見ているんだから」
「まだ自分で判断できる年齢じゃない」
この意見は僕も親なのでわかります。子供はまだまだ知らないことも多いし、自分だけで出来ることは少ないです。
だからと言って基本的に相手のことを変えることは出来ません。子供であっても「人」です。
それに怒ってばかりいることで、子供は怒らなければ動かないようになってしまいます。
怒られたから動く
これを習慣づけてしまうことで、今後も怒らなければやらないという状況が続いてしまうのです。
子供と向きあって、子供と話し合うことが大事です。それに子供と話したところで最高の解決策なんて出ません。大人でもそうですよね?例えば夫婦で話し合ったとして、1回話したところで100%解決する解決策なんて生まれません。
状況により常に改善していくことで以前よりも良い方法を探していくしかありません。
なので、子供が自立して自分のことが出来るよう、しっかりと話し合い、子供の考えを聞き、子供が考える手助けをしていくことで、怒るのではなく、子ども自身が判断できるようにしていくことが怒らなくて済むようになり、自分自身のことも自分でできるための近道になります。
まとめ
子育ては子供の成長を感じられたり、たまにプレゼントなんかをもらったりすると嬉しいですよね。
その反面、教育という観点になると、どうしても自分乗りをう通り行かなくてイライラすることも多いと思います。
それはあなたが子供を子供と思い、コントロールしようとしているからです。
子供はおとなになるために色々と覚えていく必要があります。そして、自立したおとなになることが大事です。
そのためには怒って従わせるのではなく、大人のように対等に向き合い、自分自身で考えさせ、考えられないところを手助けしていくことが親の役割だと思います。
怒って動かすことではそれが習慣になり、ずっと怒り続けなければなりません。
怒って子供を動かしたいのでなければ、子供の目的を理解し、自分自信で正しい答えが導き出せるよう、手助けをするスタンスを取っていきましょう。
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