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ライバルがいないメーカー仕入れで転売を卒業した方法を解説

こんばんは、渡辺です。

僕もやってきて、断言できますが、Amazon転売、せどりは即金性も高く、クレジットカードを使うことで現金不要で、支払いを先延ばしも出来るので、とても始めやすく、収入を増やしやすい、というのは間違いありません。

そして、安く買って高く売る、ということで、誰でも再現することが出来ます。そのへんのお店で500円で買い、Amazonで2000円で売れば利益確定。ということで、始めるに当たり、特殊なスキルは必要ありません。経験を積んでいけば利益の出そうな商品が段々と見つかりやすくなります。

ですが、そんなせどりにもデメリットがあり、その最大のデメリットは、「労働集約型のビジネスモデル」ということです。

どういうことかというと、自分が作業した分しか収入にならないということです。

せどりは基本的に利益商品を1つ1つリサーチして探すビジネスモデルです。そのため、利益商品を探せば探すほど、時間が必要になってきます。

そして、リサーチを止めたらどうなるか?

商品を仕入れることができなくなり、在庫がなくなれば、売る商品がなく売上は止まります。

つまり、リサーチという労働を一生続けなければ利益を出し続けることが出来ないのがせどりの最大のデメリットになります。

僕も長いことやってきましたので、それはしょうがないことなんだ、、、と諦めて、リサーチに長い時間を費やしてきました。体調が悪くてフラフラな時もスマホの通知を見る。日中も仕事してヘトヘトな時もツールの通知が来たらすぐ確認。旅行中だろうが、仕入れへの目標が遅れていれば、家族の時間を犠牲にしてリサーチ。

こんな日々を送ってきました。もはや生活を豊かにするために始めたせどりが、いつの間にかせどりの奴隷になっており、いつまでも働き続けなければならない、そんな状況でした。

そんな労働集約型で頑張ってきたせどりから、どのようにメーカー仕入れに移行したのかをお伝えします。

その結果、今年は3ヶ月で4回沖縄に行くなど、利益と自由な時間を確保し、リサーチの奴隷から開放された僕の経験についてお話します。

転売とメーカー仕入れのビジネスモデルの違い

転売は労働集約型、と言うお話をしました。

メーカー仕入れだって、商品を仕入れて販売するし、労働が必要なのでは?と思うかもしれませんが、同じ物販でも、せどりとメーカー仕入れでは商品仕入れから販売までのフローが大きく違ってきます。

このビジネスモデルの違い、これがめっちゃ大事です。

メーカー仕入れはどちらかと言うと、資産ストック型の物販になります。それがどういうことか?をこの後解説していきますね。

せどりはまず何から始めるかと言うと、「仕入れ可能な商品を探す」のがファーストステップになります。

Aという利益が出る商品が見つかったとします。しかし、せどりの場合、次にAがいつ仕入れられるかはわかりません。

そのため、Aという手札しかないと、A商品が見つからない限り一生利益が出ません。そのため、B商品、C商品と、利益が出る商品を沢山見つける必要があります。せどりはいかに利益が出る商品の種類をたくさん見つけるか?が基本戦略となります。

メーカー仕入れの場合はと言うと、もちろん1番最初は「仕入れ可能な商品を探す」というのは同じですが、メーカーから好きな数だけ仕入れることが出来るので、在庫が無くなりそうになったら、またA商品を好きなだけ仕入れることが出来ます。

そのため、1度見つけてしまったら、次からは「いくつ仕入れるか?」がスタートになります。

仕入れという行動自体は同じですが、次にいつ仕入れられるかがわからない状態と、月初にいくつ仕入れようかな?から始まるのという状態では、天と地ほどの差があります。

超大事なのでもう1回言いますが、「天と地」ほどの差があります!

そのため、メーカー仕入れでも、A商品を見つけるのを探すところから始めるのは同じですが、A商品を見つけたら、毎月A商品の利益は確定します。

そのA商品が月5万の利益が出るとしますね?そうしたら、翌月も翌々月も1から探すことなく仕入れることが出来るので、利益がほぼ確定した状態でスタートできます。

もちろん月によって多少前後したり、商品の寿命は存在しますが、通年通して売れる商品であれば、扱う商品数が増えるほど利益が積み上がっていきます。

こういった月5万の利益が出るA商品、B商品、C商品を取り扱っていたとしたら、リサーチなんかしなくても、メーカーに3種類の商品を発注するだけで毎月15万円の利益がほぼ確定します。

せどりなら、A商品もB商品もC商品も次にいつ仕入れられるか、仕入れられるとしても、いくつ仕入れられるかは完全に運です。

傾向から仕入れやすいものなどのリストを溜めることは出来ますが、効率的になるだけで、自分が仕入れたい時に仕入れたいだけ仕入れることは出来ません。仕入れたいだけ仕入れるためには、その分時間を割いてリサーチし続ける必要があります。

これがメーカー仕入れのビジネスモデルです。リピート仕入れできる商品が増えるほど、利益が積み上がっていきます。毎月1からリサーチするせどりと違い、ほぼ利益が確定した状態で毎月がスタートします。

あなたは毎月利益がほぼ確定した状態で始めるのと、1からリサーチを始めるのとどちらが良いですか?

僕自身せどり時代に、仕入れた事のある商品をリスト化して効率を上げてリサーチしていましたが、それでも同じ商品はなかなか見つからず、次から次に新しい商品を探し続ける日々でした。

在庫も1商品に付き、値下がりや競合が出品してくるリスクを懸念して数個しか仕入れませんでした。

沢山在庫を積んでしまうと、ライバルが出てきた場合にキャッシュフローが悪くなってしまう可能性もあります。安全に行くためには1つの商品は少なく積むのが弱小せどらーの戦略でした。

しかし、今では相乗りセラーがいないので、送料節約や手間の軽減の観点から、2ヶ月分、3ヶ月分などを一気に確保しておきます。そのため、在庫も1商品で1500個発注などもあります。せどり時代に1商品1500個なんて考えられませんでした。

そんなに在庫を積んで、1人でも相乗りしてきたら、月間販売数が半分になりますからね。一気に資金繰りが悪化します。

メーカー仕入れに移行し、新しい商品を売る必要がない時は、商品を数ヶ月分持っておけば在庫が売れていくのを日々眺めるだけです。一切リサーチしなくても、なんなら何もしなくても、毎月同じくらいの利益が出ます。

安く仕入れて高く売る、とやっていることは同じでも、天と地くらいライフスタイルは一変しました。

せどりからメーカー仕入れ移行への9ステップ

ではでは!

どうやったのか?そこが一番知りたいところかと思いますので、そろそろ具体的な方法について触れていきたいと思います。この記事を見ていただくだけでメーカー仕入れの流れがわかり実践的るくらいに具体的に書いていきますので、お役に立てば嬉しいです。

それでは行きましょう!

1.日本で売れる商品を探す

まずは、1商品目を見つけるために、商品を探していきいます。ここではAmazonで売れている商品ではなく、出品したら売れそうな商品を探していきます。

Amazonで売れる商品を探すためにはSeller Spriteというサイトを使っていきます。

ここで何をするかと言うと、Amazonで検索されているキーワードを調べていきます。

なぜキーワードを調べるかと言うと、Amazonでお客さんが商品を買うときの行動の流れとして、

検索から 60%
競合商品から 30%
特集から 10%

というデータがあるようです。

つまり、半分以上のお客さんが、欲しい商品に対して何かしらのキーワードで検索し、その検索結果から良さそうなものを探すということになります。

なので、検索される回数が多いほど、買われる機会が多いということになります。

じゃあそのキーワードの商品を出品すれば買ってもらえる可能性があると思いませんか?

だったら、1番たくさん検索されているキーワードに出せば売れるんじゃね??

と考えられるのですが、キーワードの検索回数が多い = 市場規模が大きい、ということになります。そういう市場は大抵大きいメーカーがシェアを独占していたり、市場が大きい分、参入者も多く、つまり競合も増え、後発で上位に食い込んでいくのはけっこう難しくなります。

良い商品も持っていない、売る力もない弱小規模の僕らはそこそこの規模の市場から狙っていくのが最適です。大きい市場を習うにしても、そういう市場で経験を積んでから攻めて行くほうが売る力が付いていたりするので、失敗する可能性も減ります。

じゃあ、初心者はどのくらいを目指していくのか?と言うと、最初は月間のキーワード検索回数が10000から20000くらいを目安にすると良いです。

そして、転換率。キーワード検索した人が買う割合です。どんなに検索されていても、買われていない場合、需要がない市場ということになります。転換率は1%以上を目安にします。あとは、カテゴリーを選択できるので、絶対に扱わないようなカテゴリーを排除することで、商品が探しやすくなります。

輸入する時に日本での販売に検査が必要なものもあったりするので、まずはそういった商品を把握して、最初はそういう商品を避けるのがおすすめです。下記の記事のような商品です。

検査などが必要な商品例

ここで出てきたキーワードを基に、輸入する商品を決めていきます。商品を決めるときの目安は

  • 商品により違いが出るか?
  • 既存商品の不満を解決できる商品であるか?

と言う部分になります。もちろん固有の特徴を持つ商品がベストですが、そういったものはほとんどないので、多少の違いをお客さんに訴求していくことにはなるのですが、中には小さい違いも出づらい商品があります。

そういった商品の場合、違いがないので、価格競争に陥ったり、高く売るとしても、SNSなどでしっかりとブランディングしていかないと、なかなか高い金額で買ってもらうのが難しいので、難易度としては難しくなります。たとえばチタンマグ

多少のデザインの違いなどだけで、おそらくモノとしてはほとんど同じでしょう。1番売れているのは1番高いスノーピーク。これはみんなが知っているブランドである、つまりアウトドア用品メーカーとしてのブランディングが出来ており、スノーピークを買っておけば安心だよね。というところで圧倒的に売れていると思われます。

他の3つを見ると、1番安いのが1番売れています。容量が違うので一概には言えませんが、やはり知らないブランド同士になると、レビューなどもありますが、価格も重要な要素になってくるのは間違いありません。

価格だけで勝負しないためには競合との違いが出る商品のほうが同じカテゴリーでも、違いを打ち出すことで、違う商品として価格に囚われづらくなります

そして、お客さんはなぜ商品を買うかと言うと、自分の現在の不満を解決したいからですよね。

例えば、イヤホンを例に出しますが、イヤホンの不満として考えられるのって

  • もっと良い音質で聞きたい
  • 線が邪魔
  • 周りの音がうるさくて音楽に没頭できない

こういった現状の不満を解決できる商品を探して買うことになりますよね?

そのため、自分が販売する商品がそういったお客さんの悩みを解決できる商品であれば、より買ってもらいやすくなります。

ですが、リサーチの時点で1つ1つこれはお客さんの何を解決できるかな?

と、細かく見ていくと商品リサーチが進まないので、この点に関しては、商品を見つけてから既存商品の不満を解決できる特徴があるか?という後付の視点で見たほうが効率的なります。

それでも、リサーチ時点で違いが見つかるならそれに越したことはありませんので、一応競合の特徴を頭に入れながらリサーチしてみてください。

そして、良さそうなキーワードが見つかったら、そのキーワードを海外語に直し、Amazon.comなど海外のECサイトで良さそうな商品がないか探していきます。

ちなみに、現在輸入をしていないなら、アメリカメーカーがおすすめです。

なぜかと言うと、海外の輸送費は高いからです。アメリカならMyusという日本へ貨物を転送してくれる会社を使うこと、VISAAmexなどのクレジットカードの支払でだいたい20%OFFになる割引サービスがあります。(たまに変わるので要確認)

そのため、輸送費を抑えることで販売価格も競合の価格と比べて競争力を持ちやすくなるからです。

2.海外メーカーに連絡する

良さそうな商品が見つかったら、メーカーに連絡をしていきます。

メーカーに連絡をする場合、メーカー名をGoogleで検索します。メーカーHPがあれば、問い合わせ(Contact)欄からメーカーに問い合わせをしていきます。メーカーがどこの国かはSeller Spriteの拡張機能を入れると見つけやすくなります。

もし、メーカーHPがない場合、(日本と同じように、Amazonしかやっていない業者もけっこう多いです)、もしあればインスタやFacebookなどのSNSのDMを利用してメッセージを送ることも出来ますので、そちらも試してみてください。



連絡するときのメッセージの内容ですが、

  • 簡単な自己紹介(会社名(あれば)、国、事業内容)
  • 良いと思った商品
  • 日本に既存の代理店はいるか?

の内容を含めるようにしてください。

既存代理店がいる場合、競合してしまうので、あまり積極的に行くのはおすすめではありません。こちらで頑張ってプロモーションして売れてきた場合に、相乗りされてしまい、努力が水の泡とまでは行きませんが、旨味が減ります。日本に代理店がいないところが一番いいです。

それを踏まえて簡単な例になります。

メーカーへの初メッセージ例
Subject: Regarding expansion into the Japanese market.
Hello [Manufacturer's Name],

This is [Your Name] from [Your Company Name], a prestigious trading company with annual revenues surpassing 1 million dollars. We specialize in elevating international brands in Japan. I am interested in this [Product].[Impressions about the product] By partnering with us, your brand could see substantial growth in market presence and sales. Currently, do you have a distribution partner in Japan? We will undertake all expenses for your market entry. Looking forward to exploring this opportunity together.

Warm regards,
[Your Name]

日本語訳
件名:日本市場進出について
こんにちは[メーカー名]様、

[貴社名]の[あなたの名前]です。年商が100万ドルを超える当社は、国際ブランドを日本で高めることに特化しています。私はこれ「商品」について興味を持っています。[商品に関する簡単な感想]。私たちとの提携により、貴社ブランドは市場での存在感と売上を高めることが出来ます。現在、日本に代理店はおりますか?あなたのブランドの日本市場参入への費用はこちらですべて負担します。この機会について一緒に模索できるのが楽しみです。

敬具、
[あなたの名前]

これはあくまでも例ですので、これを基に、自分なりのメッセージを考えてみたり、また、今ではChatGPTに文章を作ってもらうのも良いと思います。

僕も最近ではいくつかChatGPTに基となる文をいくつか考えてもらい、更にブラッシュアップしているので、1からすべてを考えるということはしていません。また、その方が、日本と英語で表現が違うこともあったりするので、むしろ自然な表現で英文を考えてもらえるのではと考えています。

3.取引内容を確認する

メーカーに連絡をして、返事が来て、取引できそうな返事が来たら、いよいよ取引条件についてすり合わせをしていきます。

ちょっとワクワクしますね!!

ここで確認するのは

  • 仕入れたい商品の卸価格
  • 商品発送までのリードタイム
  • 商品が発送される住所
  • 初期不良の場合の対応方法

1つずつ見ていきますね。

仕入れたい商品の卸価格

1番大事なところですね。商品をいくらで仕入れさせてもらえるのか、確認していきます。もし提示された価格が微妙な場合、価格交渉することも考えます。ただ、理由もなく交渉しても下げてくれる可能性はあまり無いので、例えば、日本での販売価格を出してみたが、これこれの費用がかかり、この販売価格になってしまう。競合がこのくらいで出しているので、価格競争力から言って、〇〇ドルになりませんか?

のように、しっかりと値下げしてほしい理由を伝えましょう。ただ値下げしてほしいだけ伝えると、ただ嫌なやつだなと思われて、対応してくれない可能性もあります。

売るためにはこのくらいである必要がある、という必要性を伝えていきましょう。

そうすれば、ただ下げてくれることもありますし、このくらいの量を仕入れてくれたら値下げできる、など提案してきてくれることがあります。

そして、仕入原価、海外輸送費や、関税などのすべてかかる原価を計算し、販売価格を出していきます。

商品発送までのリードタイム

リードタイムとは発送までにかかる日数です。ネットショップなんかでも同じですが、注文をしてからすぐに発送してくれるわけではありません。

注文してから2日、3日、商品によって変わるなどありますので、メーカーに聞いておくことでそれを考慮して発注するようにしましょう。

商品が発送される住所

配送会社に見積もりを取ったり、集荷に行って貰う場合に必要になります。

会社によって自社で出荷しているところ、物流用の倉庫を別で借りているところなどそれぞれになるので、どこからの発送かを確認します。

初期不良の場合の対応方法

日本で商品を買う場合も、商品によって保証期間がついているものがあります。メーカーによって保証期間があったり、なかったりしますので、不良品に対する対応についてすり合わせを行っておき、いざ不良品で返品等があったら対応してもらえるようにします。

4.仕入れる在庫量を決める

取引条件の調整が終わったらいよいよ発注です。

あれ?まだ商品ページないけど?と思うかもしれませんが、安心してください。だいたいオーソドックスな流れで考えると、発注して商品が届くまでに2週間程かかります。

その間に商品ページを作ればOKです。

もしAmazonで商品を売るなら、予め出品する商品の商品ページが作れるかだけは確認しておいたほうが良いです。よほど大きなブランドでない限りはAmazonで出品規制がかかっていることはないので、既存ページへの出品だけでなく、カタログ作成も出来るはずです。

なので、念のためにページが作れるか(出品したいブランドでページが作れるか)どうかだけは先に確認しておき、ページ作りは後の過程になります。

では、どのくらい在庫を持てば良いのか?ですが、単価によって変わってきますが、販売価格5000円以下の商品であれば、最初のうちは1日1個売れるくらいを目指すのが現実的かと思いますので、30個位が目安になります。

また、商品によって、カートン(ロット)があるので、1カートンで頼むのもメーカーの手間が減るのでおすすめです。

たとえば1カートン50個入なら1カートン発注。のような感じです。

販売価格が5000円を超えるものになってくると、低単価商品よりは売れづらくなってくるので、3日に2日程度の販売目安くらいかと思います。そのため20個くらいでしょうか。

売るカテゴリーによっても変わってきますので、もしわかりそうであれば、販売実績の浅い競合商品がどのくらい売っているのかも参考にすると良いです。

5.商品を発注する

発注する量が決まったら商品を発注します。その場合、相手によりますが、メールで数量を伝えるだけでOKだったり、発注書(Purchase Order)が必要な場合だったりがあります。

うちは発注書を送っています。

発注書はどうすればいいかと言うと、ネットにあるテンプレートを英訳。あとは必要に応じて項目を付け加えたりすればだいたい対応できるかと思います。発注書を送ると、INVOICE(請求書)が送られてくるので、相手の指定する口座に振り込むことで支払いを終えます。

海外送金は銀行によって予め申し込みが必要だったりするので、輸入を始めようと決めたら、申込みだけは無料なはずなので、すぐに申し込んでおいてください。

また、WISEという海外送金サービスもおすすめです。こちらのリンクから登録してもうと最大75,000円の送金手数料も無料になるので使ってみてください。

相手が支払いを確認すると、商品を発送してくれます。特定のクーリエやフォワーダーとの契約がなければ、メーカー探しの時点で、アメリカのメーカーを探し、MyUSを利用しましょう。MyUSを利用するとMyUSの契約料金でクーリエを使える上、支払い方法のカード会社によって更に割引があります。

6.商品ページを作成する

発注が終わったら、販売する商品ページを作っていきます。

海外のページがあり、そのまま使うことができればレビューも引き継げることもあるので、それもありです。

ですが、既存のページを使う場合、ページの編集権限がなかったりすると、画像などが海外語になったままで、日本語のものを作っても変更できなかったりするので、新しく日本語でページを作るのがおすすめです。

どうしてもページを作ったことがないと作るのが難しそうに感じますが、やってみて出来ないことはないかと思います(まぁ簡単とは言いません)。まず初めは競合の商品の分析をして、同じように作ってみると、ページの構成なんかに慣れてきて、そこまでハードルは高く感じないようになります。

分析とはどういうことかと言うと、1枚目の画像は白抜き画像と決まっているので、分析も殆どないのですが、例えば、競合商品の画像の2枚目は商品独自の特徴を表している、3枚目は商品の利用シーンを表している、など、

自分なりでいいので、何を表してるかを言語化していきます。

そのうえで、じゃあ自分の商品も2枚目はうちの商品独自の特徴を書こう。3枚目は利用シーンを載せよう。と、すでに成功しているページのマネをします。そうなると、全くまっさらな、何から書いて良いのか?と言う状態よりも、作りやすくなります。

商品画像や商品ページの内容は作成後に何度でも変更できるので、作った後ももっと良くならないか?を探求していき、どんどん改善していけばOKです。

最初から完璧に売れるページを作ろうと思うと、ハードルが高くなってしまうので、まず作ってみて、売れるかを試してみてください。ひとまず売れれば間違いではありません。

あとはより売れるページを探し続けていくだけです。

ブログで書くとかなーり長くなってしまうので、気になる人はLINEから動画を受け取ってください。

7.商品を納品する

商品が到着したら、Amazonに納品します。

登録した商品を在庫管理画面で選び、商品を納品する、と選ぶとAmazonに送る商品の情報 = 納品プランを作成でき、登録した商品をAmazonに送ることが出来るようになります。

ここでは細かな手順などは割愛します。

8.商品を販売する

Amazonに送った商品が倉庫で受領されると、いよいよ販売開始です。

さぁ売れまくれぇぇ!!

と願うだけでは数ヶ月に1個売れる程度になってしまいます。なぜかと言うと、Amazonではキーワードを検索して買います。もちろん商品選定の時点で、キーワード需要のある商品を選んでもらってるんですが、Amazonの仕組み上、検索結果の上位には、よく売れる商品が並びます。

なぜかと言うと、Amazonも商売です。売れる商品を並べておかないとお客さんは離れていきます。欲しくないものが並んでいてもお客さんは魅力を感じませんよね?

ということで、人気のある商品じゃないと、普通に出品しても、そもそもAmazonに検索結果の順位として上位に表示してもらえないので、大半のお客さんの目に触れることすらありません。

キーワードを検索した人で、検索結果の2ページ目まで見る人は30%と言われています。3ページ目になるともっと離脱します。

これが売れない原因です。検索した人にまず見てもらえない。そこをクリアすることで、買ってもらうことが出来るようになります。

でも、売れる商品じゃないと上位に表示してもらえない。そのためには売らなければいけない。でも、そもそも見てもらえない。ってことは売れないから上位に表示されることは一生ないのでは・・・?

鶏が先か卵が先かと言う感じでこのままでは解決方法がありません。

そこで、どうするかと言うと、広告を使うのです!!

9.プロモーションをする

Amazonで検索すると、検索結果に「スポンサー」と表示された商品ページがあります。

あれは広告枠になるので、広告を出したいキーワードを設定し、そのキーワードを出したい人同士で広告料を入札していきます。つまり、他の人より高い広告料を払うことで、無理くり検索結果の上位に自分の商品を表示させることが出来るのです。

設定したキーワードが合っており、最低限内容が伝わるよう商品ページが出来ていれば、この広告を見た人から買ってくれる人が出てきます。

最初は高い広告料を払わないといけないので、もしかしたら赤字になるかもしれません。

でも、前項に書いたようにの検索結果の上位に表示されるのは「売れる商品」です。

広告を通してでも、買ってもらうことで、Amazonに対して、「売れる商品」と思ってもらうことが出来るようになります。

そうなると、広告枠ではない、普通の検索結果(オーガニックと言います。)の順位がどんどん上がっていくので、広告で売るほど、オーガニックが上がり、オーガニックでも売れて、オーガニックがもっと上がり、より販売数が増える、という好循環にしていくことが出来ます。そうなると、どんどん売上や利益が上がり、やがて広告費よりも利益のほうが圧倒的に大きくなってきます(なるように調整も大事です)。

このような流れで自分の商品をもっともっと売れるようにしていきます。ちなみに、売れてきてからも広告は出し続けます。

じゃあ、自分と同じように後発組が広告で上位に出し、どんどん上がってきたら、自分が相対的に下がってしまう可能性もあります。

そのため、検索結果に自分の商品が多く表示することで、自社商品のアピールにもなるし、競合を寄せ付けない、と言う効果にもなります。

この循環をうまく作っていくことで、販売数がどんどん増えていくようないい流れを作っていくことが、メーカー独占販売の流れになります。

僕のメーカー仕入れ移行時のタイムライン

こんな流れでメーカー探しから販売までに取り組んできました。

キーワード選定や競合の状況などによって状況は変わってきますが、参考として、僕がせどりからメーカー仕入れを並行して始め、完全に移行するまでのタイムラインを載せておきます。

2023.6 クラファン用商品を探してメーカーと繋がる、しかし、クラファンに向いている商品ではないと思い、直接一般販売してみることに
2023.8 やり方が分からず、しばらく調べてからようやくメーカーに商品を発注。商品ページを作り始める
2023.9 Amazonで1商品目の販売開始。販売数46個、利益5万円。
2023.10 2商品目も販売開始。2商品合わせて販売数199個、利益23万円。
2023.11 3商品目の販売開始。商品合わせて273個、利益33万円。ここでせどりの仕入を止める。
2023.12 3商品合わせて販売数407個。利益51万円。せどりをやめても行けると確信。完全移行。

本当に自分のやり方が合っているのか?ということを確認する意味でも、3商品発売しましたが、すべての商品がきちんと売れました。

1回だけならまぐれになってしまいますが、いくつかの商品を販売してみて、それも売れるということで再現性を確認できました。

そのまま2023年は更に8商品を追加し、現在では10商品扱っています(1商品はメーカー在庫が不安定だったので取り扱い停止中)。

もともとはクラファンの商品を探したいと思って連絡を取ったメーカーだったので、一般販売(Amazon)で売るまでに3ヶ月と、時間がかかりましたが、最初からAmazonと決めておくけばもっと早く販売開始できます。

メーカー商品を長く売るためのポイント

できればせっかく繋がったメーカーの商品。長く利益を出し続けたいですよね?

どうすれば長く利益を出し続けることができるかというと、ポイントは、

あまり流行に左右されない商品

を扱うことです。輸入ではちょっとハードルがありますが、例えば「食品」。インフルエンサーが紹介して一時的にどかーん!みたいな流行があることはあるかもしれませんが、食パン、とか、ふりかけ、とか流行などなく、ロングセラーになっている商品がありますよね。

そういう流行の影響がない商品は、長く売り続けやすい商品になります。

では逆に流行に左右される商品は?家電なんかはある程度のスペックがあるものもあるので、数年したらスペック的に難しいよね。みたいなものなんかも出てきます。

そういった長期で見たときに、この商品は将来進化があり、時代遅れになってしまうか?という視点を持てると長く売り続けられる商品を見つけることができます。

もちろん流行商品が悪いわけではありません。流行がある商品はその分需要が高まりやすいです。ですが、製品サイクルが早いので、メーカーが扱っていたとしても、新しい商品ページを定期的に作り直す必要が出てくるので、そういった点がデメリットになり得ます。最初はロングセラー商品を扱い、売上のベースを作ってから流行品や季節品で上乗せをしていくのが経営としては安定しやすいかと思います。

終わりに

海外メーカーから仕入れて、独占的に販売する方法について見てきました。

僕自身は海外メーカーだけが良いとは思っていません。日本で見つけたければ同じ方法で日本で見つけても全然OKです。

ですが、参入障壁という点で、英語ができない日本人が多いので、海外とのやり取りのほうが参入者が少なく、取り組みやすいとは思います。

どれがいいというよりは、あなたがどんなライフスタイルを送りたいのかが一番重要です。

国内メーカーと繋がって、日本を盛り上げていきたいなら日本企業とつながればいいですし。僕みたいに、月1回商品補充しながら、旅行にいきたいならメーカー仕入れですし、お店が回るのが好き、労働が好き!なら店舗せどりでも良いと思うんです。

結局メーカー仕入れ、言ってしまえば物販自体、ただの手段に過ぎません。

あならの理想のライフスタイルを叶える手法として適しているものは?

というゴールから逆算して手段を選ぶことが大事です。海外メーカーと繋がって仕事で海外行けるなんて最高!!と思うなら海外メーカー仕入れはオススメです。

こちらの記事が少しでも役に立てば嬉しいです。

何か質問がありましたらLINE公式でも受け付けてますので、気軽にご連絡下さい。

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