こんにちは、渡辺です。
さて、今日は、メルカリでリサーチ数を増やすために必要な5つの要素についてお話していきます。
たくさんの商品を仕入れるには、当然仕入れる商品数よりも多くの商品をリサーチしなければなりません。
リサーチ数>仕入数
となる訳です。リサーチした商品全てが仕入れられれば良いのですが、そうはいきません。
10個リサーチして1個の仕入れくらいになります。
そうなると、まずはリサーチ母数を増やさないと商品の仕入れはできません。
仕入数というのはリサーチ数に比例して、増えていきます。
つまり1時間で10個リサーチできたら1つの仕入れだし、
同じ1時間で30個リサーチできたら3つの仕入れということになります。
時間は有限ですので、短い時間で沢山リサーチをこなさないと、仕入れの数は増えません。
そこで、できるだけ1つ1つのリサーチ時間を短くしてリサーチ数を増やすための3つのポイントをこれからお話していきますね。
1つ目:交渉価格を決めておく

商品をリサーチしていて、売れている商品を見つけても、なかなかそのままの価格では購入が出来ない。という事が多く、交渉が必要になってきます。
その際に、商品毎にFBA料金シミュレーターなどで利益計算をしていると、それだけで1回1分近くの時間を消費してしまいます。
商品の手数料なんて、Amazon販売価格が同じであれば、そんなに大差はありません。あっても数百円程度ですし、その条件を覚えておけば回避できます。
そこで、交渉価格を決めておくことで、利益計算の工程を大きく減らすことができます。例えば、
- Amazonの価格の0.7倍で交渉する。
- Amazonが10000円の場合は7000円で交渉する
こうして決めておくことで
Amazonで価格確認 → 交渉
という流れになり、交渉までに10秒程度で行えるようになります。
一方、1つ1つ利益計算をした場合、
Amazonで価格確認 → 料金シミュレーター → 入力 → 計算結果を見る → 利益計算 → 交渉
と、交渉までにかなりの工程が追加されてしまいます。
そして、前提として交渉したからと言って、値下げしてもらえるとは限りません。1つ1つ利益が出る価格を計算するよりも、おおよそ利益が出る金額で交渉をしていくことで、交渉の母数を増やすことができます。
2つ目:定型文を作っておく

商品を交渉する際に、毎回全文打つのは結構な時間がかかりますし、先にライバルに交渉を入れられてしまうこともあります。
文章を打つタイミングというのは、交渉以外にも、購入後のやりとりなど、同じような文章を打つシーンというのは意外とあるので、そこも含めて作っておくことで、余計な文章を打つ時間を減らすことが出来ます。
パソコンでもスマホでも予め定型文を作っておくことができますので、交渉金額の◯円の部分だけ入れたら交渉できるよう、予め定型文を作っておきます。
だいたい手打ちで交渉分を打つと10秒くらいかかります。
定型文の呼び出しに1秒、交渉金額を入れるのに1秒くらいですので、2秒で交渉が完了します。
そして、これは交渉以外にも使える部分がないか?を考えて用意しておきましょう。
- 交渉後のメッセージ
- 商品の状態確認のメッセージ
- 取引のやり取りのメッセージ
などなど、結構同じ文章を打つ場面がありますので、そのような何度も同じやりとりをする部分というのは定型文を用意しておきましょう。
ほんの些細な点かもしれませんが、チリツモですね!確実にジャブが聞いてきて、リサーチ時間の減少に繋がってしまっています。作るのは面倒と思っても、どちらが後々のためかを考えて、すぐに定型文を作成してしまいましょう。
3つ目:ランキンググラフの判断の基準を作っておく

仕入れの一番の肝の部分ですね。このランキンググラフの分析の速度、
販売予定価格判断など、このレベルが上がってくるだけでも、購入数の向上に繋がります。
ただ、仕入れの中で一番難しいパートになりますので、一番時間がかかります。故に、自分の中の基準がないといつまでも迷い続けて一番時間が取られる部分になります。
そこで、下記の2点について、しっかりと自分の中で基準を決めておくことで判断速度を早くします。
【回転率】
自分が売り切りたい期間を決めましょう。例えば1ヶ月なら商品の1ヶ月に売れる個数を確認する。
1ヶ月に売れる個数が10個なら出品者の数を見て
売れる個数>出品者数
なら仕入れ対象。
売れる個数<出品者数
なら対象外。と決めておくことで、交渉するべきかどうかの判断が早くなります。こういった基準がないと、
「どうしようかな〜、売れそうかな〜、いや、辞めておくか・・・」
と考え込んでしまい、時間がどんどん過ぎていき、リサーチ時間が減ってきます。
どのくらいの回転率なら仕入れるか?という基準を明確にして、当てはまるなら仕入れ対象。当てはまらないなら対象外。
ときっぱり決めて、どんどん次のリサーチを進めるようにしましょう。
【販売価格判断】
回転が大丈夫だとわかった場合は、次にいくらで売れそうか、という判断をしていきます。
よく売れている商品だったら今の価格なのでわかりやすいですよね。
分かりづらいのが、週1くらいで売れているけど、価格が結構変動するような商品。
値段が高いところでも売れている気がするけど、また値段が下がるんじゃないか・・・
など、考え込むと、こちらもあっという間に時間が過ぎていきます。
こちらも自分なりに明確にルールを決めておくことが大事になります。
- 3ヶ月以内に売れた価格の中で一番低い所にする
- 過去に売れた金額で1週間以内に売れた金額にする
- 出品者が増加している商品は仕入れない
などです。これに関しては、自分のキャッシュ状況やAmazonの引当金の有無など状況が違うので、基準は人それぞれです。
大事なのは、どの基準にするかではなく、基準を決めておくことです。
基準を決めて、当てはまるなら仕入れる、当てはまらないなら仕入れない。これを守ることで判断速度がアップします。
基準を決めたのに、
「ん〜でもこれは・・・」
など迷い始めると基準の意味がないですし、もしかしたら他に見つけることができた良い商品を見逃してしまうかもしれません。
まとめ
リサーチの効率化に一番求められるのは、無思考で迅速にこなすこと。です。
考えてしまうと、そこでかなり時間を取られてしまいます。最初に提示したように、
リサーチ数>仕入数
ですので、リサーチした数以上に仕入れることは出来ません。
そのため、リサーチ数を増やすことが仕入れ数の増加に繋がります。リサーチ数を増加するには、なるべく決断を減らす必要があります。
決断を減らすために、それぞれに基準を作っておくことが大事になります。基準を作っておくと、迷うことがなくなるので、判断が早くなり、結果としてリサーチが早くなります。
考えながらやる
というのは効率が悪くなるので、リサーチに集中する時はリサーチ。
考えたい時は考えに集中する、と、時間を分けましょう。リサーチと思考のマルチタスクになると、確実に効率は落ちます。
ぜひ今回上げた3つの優先事項を簡素化して、判断力を上げてみてください。
確実にリサーチ速度が上がります。
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